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(吉川 悟著)『システムズアプローチのものの見方──「人間関係」を変える心理療法』

5,060円

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A5判並製 横書き 344ページ ISBN978-4-86616-180-8 C3011 本体4,600円(+税) 税込み5,060円 2023年9月刊行 家族療法だけでなく,多くの心理療法や社会的支援の基本理念となっているシステムズアプローチ。本書は,システムズアプローチの歴史,理論から実践までのすべてを緻密に書いた一冊である。 多彩な家族療法の事例も多く掲載され,同時並行的なセラピストの心中の吐露や,細かなシステムの見立てなど,さまざまな試みがなされ,長大ながら読みやすい。本書にあるシステムズアプローチのものの見方を学ぶだけでも,セラピストを一定水準以上の臨床家に引き上げることだろう。 この本は,30年前にまとめた若き臨床家の冒険的な思索を,熟練のセラピストとなった今,自身の手で大きく改稿したものであり,明日からの臨床や支援のためにすべての支援者にとって必読の本となっている。 目 次 序章 第1部 システムズアプローチの〈ものの見方〉 第1章 システムズアプローチまでの軌跡 第2章 システムズアプローチの基本的な〈ものの見方〉 第3章 治療としてのシステムズアプローチの概略 第2部 システムズアプローチの実践での〈ものの見方〉とのつながり 第4章 システムズアプローチの実際 第5章 治療者の呟きとともに 第6章 治療システムと〈ものの見方〉 第3部 システムズアプローチに不可欠な〈ものの見方〉と発展可能性 第7章 システムズアプローチの本質──面接場面で起こっていることそのものを使いこなす 第8章 ある仮面舞踏会 著者略歴 吉川 悟(よしかわ・さとる) 〈学歴・学位〉 和光大学人文学部人間関係学科 1983.3.20. 文学士 龍谷大学文学研究科 2023.3.18. 博士(臨床心理) 〈職  歴〉 1985.8.1. – 1987.10.1. 湖南クリニック 研修生(楢林理一郎,三輪健一の元での陪診) 1986.9.1. – 1987. 3.31. 大手前ファミリールーム 職員(東豊所長の下に,弟子入り) 1987.4.1. – 2006.3.31. 大手前ファミリールーム 所長(東から所長業務を交代し,閉鎖するまで) 1988.5.1. – 1995.3.31. 医療法人周行会 湖南病院 臨床心理士(非常勤)(湖南病院家族療法プロジェクトメンバーとして参加/指導) 1989.1.1. – 2006. 3.31. システムズアプローチ研究所 所長(大手前/神戸/湖南という3つのFRを含む臨床と研究・研修の組織体の代表) 1992.4.1.  湖南クリニック 思春期外来担当セラピスト(非常勤)(楢林所長のクリニックでの非常勤心理士) 1993.9.1. – 1995.3.31. 香川大学教育学部 非常勤講師(初めての大学の学部の非常勤講師) 1996.7.1. – 現在に至る スミレ学園 滋賀女子短期大学付属高等学校 スクールカウンセラー(非常勤) 1997.9.1. – 2004.3.31. コミュニケーション・ケアセンター 所長(関西医大心療内科の中井教授の肝いりでの開業) 1997.12.1. – 2021.3.31. 関西医科大学 心療内科学教室 研究生(同時期に心療内科学教室に入局) 2001.4.1. – 2021.3.31. 京都教育大学大学院 非常勤講師(大学院での非常勤講師。担当は「家族心理学特殊講義」) 2004.4.1. – 2005. 3.31. 龍谷大学文学部哲学科教育学専攻 非常勤講師(翌年からの専任職のための非常勤勤務) 2005.4.1. – 2007.3.31. 龍谷大学文学部哲学科教育学専攻 特別任用教員 2007.4.1. – 2012.3.31. 龍谷大学文学部哲学科教育学専攻 専任教員(2009年から教育学専攻教務主任,大学院文学研究科付属臨床心理相談室長) 2012.4.1. – 2023.3.31. 龍谷大学文学部臨床心理学科 専任教員(この間,臨床心理学専攻主任の兼務) 2023.4.1. – 現在に至る 龍谷大学心理学部 専任教員(4月より心理学部長) 〈学会活動〉 1998. 4.1. – 2008.3.31. 日本家族心理学会 理事 1998.5.23 – 2007.5.25. 日本家族研究・家族療法学会 副会長 2000.4.1. – 2021.3.31. 日本思春期青年期精神医学会 編集委員 2001.4.1. – 2005.3.31. 日本ブリーフサイコセラピー学会 学会長 2003.11.3. – 2006.10.30. 日本心理臨床学会 監事 2004.7.1. – 現在に至る 日本心身医学会 代議員 〈賞  罰〉 1997.7.26. 日本ブリーフサイコセラピー学会 研究奨励賞 1998.5.30. 日本家族心理学会 研究奨励賞 2006.7.25. 日本ブリーフサイコセラピー学会 学会賞 〈著  作〉 『開業心理臨床』(共著/星和書店/1990) 『家族療法─システムズアプローチのものの見方』(単著/ミネルヴァ書房/1993) 『ドラマとしての心理療法─心理療法家は詐欺師か』(単著/創森出版/1995) 『喪失と家族のきずな』(共著/金剛出版/1998) 『学校におけるブリーフセラピー』(共著/金剛出版/1998) 『システム論から見た学校臨床』(編著/金剛出版/1999) 『青年のひきこもり─心理社会的背景・病理・治療援助』(共著/岩崎学術出版社/2000) 『家族問題─危機と存続』(共著/ミネルヴァ書房/2000) 『システムズアプローチによる家族療法のすすめ方』(共著/ミネルヴァ書房/2001) 『ひきこもりケースの家族援助─相談・治療・予防』(共著/金剛出版/2001) 『産業臨床におけるブリーフセラピー』(共著/金剛出版/2001) 『暴力と思春期─思春期青年期ケース研究9』(共著/岩崎学術出版社/2001) 『システム論から見た思春期・青年期の困難事例』(編著/金剛出版/2001) 『ナラティヴ・セラピー入門』(共著/金剛出版/2001) 『看護のための最新医学講座第12巻・精神疾患』(共著/中山書店/2002) 『家族療法リソースブック』(共著/金剛出版/2002) 『家族はこんな風に変わる新日本家族十景』(編著/昭和堂/2002) 『より効果的な心理療法を目指して』(共著/金剛出版/2004) 『セラピーをスリムにする─ブリーフセラピー入門』(単著/金剛出版/2004) 『カウンセリングプロセスハンドブック』(共著/金子書房/2004) 『心因性難聴』(共著/中山書店/2005) 『心理療法ハンドブック』(共著/創元社/2005) 『臨床心身医学入門テキスト』(共著/三輪書店/2005) 『家族療法のヒント』(共著/家族療法のヒント/2006) 『意識と無意識』(共著/人文書院/2006) 『学校臨床のヒントとキーワード─こころの問題編』(共著/金剛出版/2007) 『医療における心理行動科学的アプローチ』(共著/新曜社/2009) 『システム論からみた援助組織の協働─組織のメタアセスメント』(共著/金剛出版/2009) 『心理療法がうまくいくための工夫』(共著/金剛出版/2009) 『ナラティヴ・アプローチ』(共著/勁草書房/2009) 『子どもの心の診療シリーズ7─子どもの攻撃性と破壊的行動障害』(共著/中山書店/2009) 『心理臨床を見直す介在療法─対人援助の新しい視点』(共著/金剛出版/2012) 『家族療法テキストブック』(共著/金剛出版/2013) 『対人援助における臨床心理学入門』(編著/ミネルヴァ書房/2014) 『対人援助をめぐる実践と考察』(編著/ナカニシヤ出版/2014) 『システムズアプローチ入門─人間関係を扱うアプローチのコミュニケーションの読み解き方』(共著/ナカニシヤ出版/2017) 『システムズアプローチによるスクールカウンセリング─システム論から見た学校臨床[第二版]』(編著/金剛出版/2019) 『ブリーフセラピー入門─柔軟で効果的なアプローチに向けて』(共著/遠見書房/2020) 『現代の臨床心理学第3巻─臨床心理介入法』(共著/東京大学出版会/2021)

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