
A5判並製 横書き 184頁
C3011 ISBN978-4-86616-146-4
2,800円(+税) 税込み 3,080円
全国学生相談研究会議 編
編集代表 杉原保史
編集委員 今江秀和・太田裕一・小島奈々恵・堀田 亮・山川裕樹・吉村麻奈美
学生を被害者にも加害者にもしないために,学生に関わるみなさんが今知っておくべきこと。 突然の事故,災害,性被害,ハラスメントなどのトラブルに見舞われる学生。そのような危機に直面する学生をどのように理解し,どう対応すればよいのか。これは学生相談カウンセラーだけではなく,すべての教職員に必要な知識となっています。 本書は,現場で多くの困難に向き合い,対応してきた経験豊富な学生相談カウンセラーたちが,学生生活のさまざまなリスクについて解説し,トラブルを未然に防ぐための予防策や緊急支援などの実践ですぐに活かせる対応策をきめ細かに説明した1冊です。 教職員・学生向け学内研修に使える13本のダウンロード可能なプレゼンテーション・データ(Microsoft Power Point(R))付き。
目次
第1部 教職員向けの研修
第1章 学生の性被害への対応 河野美江
第2章 学内でのストーカー問題への対応 小島奈々恵
第3章 刑罰の対象になりうる問題行動がある学生への対応 太田裕一
第4章 親からの問い合わせや苦情への対応 加野章子
第5章 学生に自殺が起きたときの対応 杉原保史
第6章 事故が来たときの心のケア 今江秀和
第7章 災害があったときの心のケア 黒山竜太
第8章 連絡がとれない学生への対応 石金直美
第9章 SNSトラブル対応 吉村麻奈美
第10章 ハラスメントの予防 松下智子
第11章 学生からのハラスメントの訴えへの対応 堀田 亮
第2部 学生向けの研修
第12章 学生生活上のさまざまなリスク ―――カルト,薬物,アルコール,ブラックバイト,デートDVなど 酒井 渉
第13章 「気持ちに気づき,伝える」レッスン ―――ハラスメントやブラック研究室の被害に遭わないために 山川裕樹
執筆者一覧(執筆順)
河野美江(こうの・よしえ:島根大学保健管理センター)
小島奈々恵(こじま・ななえ:東北大学 高度教養教育・学生支援機構 学生相談・特別支援センター)
太田裕一(おおた・ゆういち:静岡大学保健センター・学生支援センター)
加野章子(かの・あきこ:愛知工科大学工学部 基礎教育・学務部 学生相談・総合教育センター,愛知工科大学自動車短期大学 学生相談)
杉原保史(すぎはら・やすし:京都大学学生総合支援機構学生相談部門)
今江秀和(いまえ・ひでかず:広島市立大学国際学部・心と身体の相談センター)
黒山竜太(くろやま・りゅうた:熊本大学大学院教育学研究科)
石金直美(いしかね・なおみ:大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター)
吉村麻奈美(よしむら・まなみ:津田塾大学ウェルネス・センター)
松下智子(まつした・ともこ:九州大学キャンパスライフ・健康支援センター学生相談室)
堀田 亮(ほりた・りょう:東海国立大学機構岐阜大学保健管理センター)
酒井 渉(さかい・わたる:函館工業高等専門学校一般系)
山川裕樹(やまかわ・ひろき:成安造形大学共通教育センター)
詳細は弊社HPへ
https://tomishobo.com/catalog/ca146.html
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