
これで人を支援していると言えるだろうか
助けられているのはむしろ私自身である
短期療法とは,プラグマティズム(実用主義)に基づく心理社会的支援の方法である
本書は,ミルトン・H・エリクソンの臨床を研究したグレゴリー・ベイトソンらによって発見された短期療法だけでなく,森田正馬らによる森田療法などの知見をも集約し,クライエントの役に立ち,少しでも支援者自身にとっても負担が少ないセラピーを追求した著者による「短期療法」の実践のための1冊である。
短期療法(ブリーフセラピー)はさまざまな進化を遂げているが,その中核にあるのは「プラグマティズム」だと著者はいう。この本は,その観点から行ってきた臨床を振り返り,実用的な臨床ヒントをまとめた書であり,初学者だけでなく,ベテランたちも含め,多くの示唆を与えるものとなっている。
2,200円(+税) 四六判 並製 206頁 C3011 ISBN978-4-86616-100-6
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